埼玉大学大久保１団地構内にある教育学部棟の老朽化した旧校舎を改修し、総合研究棟（２号館）へのリニューアルを行う計画です。耐震補強の他、内外装およびトイレ等の改修を行い安全性や利便性の向上を図ると共に、より多様で先進的な研究や実験へ対応すべく実験室、オープンラボ、ＨＩＳＥＰ室（ハイグレード理数教育プログラム）等の諸室が新たに設置されます。
　外観については、窓際に設置された室外機や設備配管等を整理し、隣棟に色調を合わせる事で一体的なボリューム感を持たせつつ、エントランスまわりにアルミ庇や木質系の新たなテクスチャーを採用し、環境との調和の中から新たな価値が生まれるようなイメージを意識しました。